うつ病・適応障害を疑う9つの症状~その辛さ、もしかしたら病気かもしれません~

記録<うつ病>

 今、あなたはつらいですか? 仕事、学校、家庭、人間関係、持病、死別、…。精神を病んでしまうきっかけとなる出来事を挙げだしたらキリがないですが、本気で「生きること」がつらいとなってしまわないように、抑うつ状態に早い段階で気づき、行動を起こす必要があります。

 では早速、うつ病・適応障害を疑った方がよい症状について考えていきましょう。

うつ病の症状 ~私の経験談を参考に、早期発見を~

 今回の記事では、厚生労働省が出す、うつ病の症状に関するガイドラインに沿って、私が経験したうつ病の症状について書いていきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

※あくまで、私の経験談に基づく内容です。症状には個人差があることを、予めご了承ください。

 次の9つの項目のうち、(1)と(2)のいずれかを含んだ5項目以上が2週間続いていたら、専門家に相談するように勧められています。皆さんの中で当てはまる人は精神疾患の恐れがありますので受診を検討してみてください。


(1)悲しく憂うつな気分が一日中続く

 精神科を受診する3か月前あたりから、徐々に感じるようになっていました。なんとなくずっと気持ちが晴れない、失敗したことやうまくいかなかったことを延々考えてしまう、なんでも悪い方向に考えてしまう、といった状態でした。長期休業期間でさえ心が休まらず、受診する1ヵ月前あたりからは、急に涙が出てきてしまうこともありました。

 注意 常に憂鬱でネガティブ思考が止まらない、涙が出てきてしまうことが増えた など

(2)これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない

 (1)の状態によって、それまで楽しかったことや楽しいはずのことをしても全く楽しめませんでした。また、リフレッシュになるはずのことをしてもネガティブ思考を抑えられず、心が休まりませんでした。おのずと、笑うことが減っていき、表情も暗くなっていくことにより、周囲から「元気ないね」「怒ってるの?」といったことを言われることが増えました。

 注意 何も楽しめない[リフレッシュにならない]、周囲から表情や雰囲気を指摘される など

(3)食欲が減る、あるいは増す

 私の場合は、食欲が減っていきました。基本的には、【受診1ヶ月前:朝→×、昼→サラダ、夜→〇】【受診2週間前:朝→×、昼→サラダ、夜→×】という状態でした。

 休職に関する記事で詳しく書きますが、休職後も、2ヶ月くらいは基本的に1日1食でした。

 ※ここ10年、±1kgで収まっていた体重は、最終的に4kg減ってしまいました。

 注意 ダイエットなどの意図がなく継続的に食欲に変化が起きている

(4)眠れない、あるいは寝すぎる

 私の場合は、寝つきは気になりませんでしたが、受診する1ヶ月以上前から早朝覚醒が始まっており、基本23時~24時に寝て、4時前後(週に1、2回は2時台)に目が覚めていました。そして、疲れが取れておらず眠い状態ですが、起きてからは眠ることができず、朝の支度を始めるまで憂鬱なことを延々考えている状態でした。朝のその時間が苦痛で、とにかく「朝が来て欲しくない」と考えてました。

 注意 眠りの状況が異常(早朝覚醒、寝つけない、途中覚醒、いくら寝ても一日中眠い など)

(5)イライラする、怒りっぽくなる

 指導する場面の多い仕事柄、イライラや怒りが過剰に増えたかどうかの判断は難しいですが、生徒との関係悪化の原因はそこにあったのではないかと思います。当時を振り返ると、大したことでなくても怒ったり、つっかかったり、理不尽な態度を取ったりした場面はあったように思います。ですので、気持ち的に余裕がなくなってきて、イライラや怒りっていうものを感じやすくなっている方は注意です。

 注意 気持ちに余裕がなく不機嫌、理不尽な対応が増えた など

(6)疲れやすく、何もやる気になれない

 どの仕事でも仕事は疲れるものなので、もちろん疲れは感じていました。ただ、客観的に疲れを指摘されることが増えて、「疲れているね」「ちゃんと休めている?」と心配されることが多くなっていきました。

 身体面では体の凝りを強く感じ、特に肩と腰が鉛のようでした。10年来利用している美容室で肩をほぐしてもらう場面では、「どうしたの?これまでにないくらい凝っているよ」と驚かれたことがありましたので、客観的にも相当凝っていたのだと思います。それに伴って、顎や頭の痛みも増えていたので、上半身が常に力んでいる状態だったのでしょう。

 注意 疲れを顕著に感じる、周囲から疲れを指摘される など

(7)自分に価値がないように思える

 受診するまでの最後の1ヶ月は、自分の価値や意義を完全に見失っていました。元々周囲に対してリスペクトを感じることは多い方ですが、自分の価値や意義も認めている部分はありました。しかし、ネガティブ感情を繰り返していくうちに、それが失われていったのでしょう。

 自分への信用を完全になくしていたため、「なぜ、自分は教員をしているのか」「自分は、生徒や学校のために何もできていない」「自分がいない方が、生徒や学校のためになる」「自分に価値や意義なんてない」という思考になり、(9)の希死念慮に繋がっていきました。

 注意 自分の存在価値や意義を見失っている、被害妄想が顕著である など

(8)集中力がなくなる、物事が決断できない

 ネガティブな思考が繰り返されていることによって、ボーっとする時間は増え、作業効率も大幅に落ちていきました。また、自分への信用がなくなってしまっているので、自分だけで決断できないことが多くなり、周りに聞くことや周りを気にしすぎることが増えていきました。

 受診する前の1週間は、授業外の時間は何も手につかず、周囲からの声かけにも気づかないほど上の空でした。ホームルームも副担任の先生に行ってもらうなど、もう使い物になっていませんでした。

 注意 ボーっとする時間が多い、作業効率が落ちている、周囲を気にすることが増えている など

(9)死にたい、消えてしまいたい、いなければよかったと思う

 希死念慮のようなものは、私の場合、基本朝に考えていました。順番的には、漠然と「自分はいなければいい」と感じることが出てきました。そこから、「自分がいない方が生徒や学校のためになる」「いなくなってしまった方が楽なのではないか」と考えていきました。

 幸い私は教職についていたので、元々精神疾患の知識が少しあったため、「これはまずい」と対応を考えることができました。そして、受診する2週間前あたりに一度、学年主任と管理職に相談しました。そこから、管理職に働き続けるためのご意見をいくつかもらいましたが、結局動けなくなってしまったのでした。

 ですので、この思考が出てきてしまっている方は、早急に、管理職への相談や受診をした方が良いかと思います。

 注意 希死念慮やそれに似た考えが出ている

最後に

 以上の9項目のいずれかは、継続的でなくても誰しも経験したことがあるかと思います。つまり、うつ病や適応障害は、誰がなってもおかしくない病気だということです。初期対応で、治るまでの期間や治り度合が大きく変わりますので、繰り返しになりますが、これらの項目が、5つ以上、継続的に続いている方はぜひ行動に移してほしいと思います。

 私が、うつ症状を自分自身認めて、完全に手遅れになる前に踏み切ることができたきっかけとして、うつ病や適応障害の症状に関するサイト、また、同じような経験をしている方たちが発信するサイトに出会ったことが一つありました。つまり、「自分は病気かもしれない」という気づきによって救われたのです。この記事によって、一人でも多く、手遅れになる人が減ってくれたら幸いです。

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